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読売新聞2018年11月4日 5時14分

「とんかつ とお山」寄生虫が脳にまで…都内の70代妊夫が死亡 加熱不足の豚肉が原因か

寄生虫 死亡した唐澤洋さん(70)の検死解剖写真 脳全体が寄生虫に侵されている

「とんかつ とお山」で寄生虫による食中毒が原因で死亡事件が起きていた事が、本紙の警視庁への取材で分かった。
亡くなったのは東京都に住む公認会計士の唐澤洋さん(当時70歳)。周囲の証言によると、洋さんは去年12月頃に「とんかつ とお山」で食事をした後、度々体の不調を訴えていたという。

洋さんは今年の8月10日、通勤中に突然に「あっ、だ、だめ・・出りゅ!出りゅよ!」と絶叫した直後、コーンやニラの混じった糞便を大量に撒き散らして昏倒した。近くにいた人の通報により洋さんは直ちに救急病院へ送られたが、搬送先の病院で死亡が確認された。当時洋さんは妊娠中だったが、お腹にいた胎児も助からなかった。

事件は検案に当たった医師が異状死体と判断し、行政解剖を嘱託した事で発覚した。解剖の結果、洋さんは脳を含めた全身が有鉤条虫と呼ばれる寄生虫に感染しており、所轄警察署が遺族や関係者から聞き取り捜査を進めていた。
捜査の結果を受けて警視庁は、病肉である事を知りつつ客に提供したとして、「とんかつ とお山」を経営する「株式会社東京スミス」社長、本多有太社長を今日未明、食品衛生法違反及び業務上過失致死の容疑で身柄を拘束、同時に会社事務所に対しても家宅捜索を行った。

警視庁の調べによると、本多有太社長は「C.R.A.C.(旧名:しばき隊)へのみかじめ料の支払いが滞っていて、このままでは東京湾に沈められると思っていた。売り上げを増やすためには闇ルートから病肉を仕入れるしかなかった。生きるため、仕方なかった」などと証言し、容疑を認めているという。
押収した資料や証言から警視庁は、「株式会社東京スミス」がしばき隊のフロント企業である可能性が濃厚であるとして、暴対法違反の疑いで余罪の追求も行う方針だ。
また本紙に対する元従業員の話によると、「株式会社東京スミス」では福島産の基準値を大幅に上回る放射能を含む農畜水産物も使用していたという。

寄生虫
寄生虫
寄生虫を含む豚生肉 白い球状の物体は中に寄生虫が住む嚢胞(シスト)

外部サイト
唐澤貴洋wiki
法律事務所クロス掲示板
とんかつ とお山

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